東南アジアの福利厚生まとめ|アジアへの海外転職希望者は必見!

企業が従業員に対して給与に加えて提供する非金銭的な報酬制度である福利厚生。
国内外問わず、転職するとなると気になりますね。

海外でも、企業によって福利厚生などの制度がまちまちなのは同じですが、国ごとで特色、慣習が異なるところをまとめました。

それぞれ、どんなメリット、デメリットがあるのかは知っておきたいですね。

病気になった時って、どんな保障が受けられるの?

風邪をひいたとき、怪我したときなど、病院にかかる際の保障は気になるところ。

以下の表では、シンガポール以外では、国が定める健康保険制度はありますが、任意加入であったり、医療の質が日本より劣っていたり、必ずしも使い勝手がいいものとは限りません。その場合は、民間の医療保険へ加入する企業もあります。

シンガポールでは、国が定める健康保険制度は無いものの、ほぼすべての企業で、民間の医療保険へ加入するか、一定金額の範囲内で企業が医療費を負担してくれます。

また、年金については、日本の確定拠出年金(401K)のような年金積立制度がある国もあり、積立金の一部を企業が負担します。長期でひとつの国で働くキャリアを考えている場合はメリットが大きいですね。

※( )内は制度の名称
タイ インドネシア フィリピン シンガポール 日本
公的な医療保険制度 (SSS) (任意・JAMSOSTEK) (SSS) × (健康保険)
民間の医療保険 企業による 企業による 会社負担が一般的 会社負担が一般的 企業による
年金積み立て制度 (プロビデント基金) × × (CPF) (確定拠出年金)

病気したとき専用の休みがある?

日本では、出勤日に病気になると、有給休暇を消化してお休みをするのが普通ですが、東南アジアでは病気休暇が定められている国もあります。

有給休暇と別に病気休暇が定められているのは良心的ですね。

タイ インドネシア フィリピン シンガポール 日本
医療休暇 30日 企業による 12日 14日 なし

13か月分の年収が保障される制度がある!

日本では馴染みがないですが、東南アジアでは、年間13ヶ月分の給与が保証される慣習があります。それぞれ名称が違うのですが、覚えておくといいでしょう。

タイ インドネシア フィリピン シンガポール 日本
13か月分 給与 なし THR(ラマダンの後) 13th month(12月24日まで) AWS(旧正月前まで) なし
※( )内は支給される時期です。
※採用していない企業もあります。

 

また、日本では正社員はほとんどの場合、通勤交通費が支給されますが、東南アジアでは支給されない場合が多いです。ただし、車がないと生活が難しいジャカルタなどでは、平日は社用車を貸与されたり、上限を定めて通勤手当が支給されるなど、国の商習慣や企業でも様々です。

制度がころころ変わったり、こちらの記事では、比較しやすいように簡略化していますので、転職前にはご自身でも行政のホームページで調べてみてださいね。


厚生労働省「2013年 海外情勢報告」:http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kaigai/14/index.html